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富山県知事選挙2020総括(1)「JC軍団VS自民党県連」
富山県知事選挙が、10月25日に投開票が行われ、
新人の日本海ガス前社長だった新田八朗氏が、現職で自民党富山県連の推薦を受けた石井雅一氏を破り初当選
8時になるとともに、メディアが一斉に新田氏の当確を打った
これには驚きましたね
よっぽどの大差でないと、早々に当確は出さないと思ってましたので、出口調査でかなりの差が出たんだろうと思いました
最終的な差は、6万票あまりの大差
今回、新田候補は、昨年末に早々の出馬を表明
年明けから、選挙戦に入っていました
前回までは、5月ごろに出馬を表明していましたが、
新田氏の動向をみて、1月には出馬を匂わせ、2月には実質的に出馬を表明
これまでの富山県知事選挙では、ありえなかった長期戦の知事選挙が春には始まったわけで、
で、6月には、
自民党富山県連が、県議による知事候補両氏の演説を受けて、県議の投票で石井氏の推薦を決定
しかし、
新田氏は県連の推薦を受けなくても、知事選に出馬する意向を表明することに
7月下旬のKNBと北日本新聞の世論調査では、石井氏が富山市以外で新田氏を引き離し、優位に立っている
そして、
新田氏を支持する富山市の森市長が地盤の富山市でも、石井氏と新田氏がほぼ拮抗していると報道
大票田の富山市で五分、他の票田でも石井氏が優勢となると、ほぼ決まったような感じに受け取られましたが、
正直、この報道に
「どうなの?」
と、疑問に思ってました
こういう報道もあったこともあり、石井氏の選挙活動がなかなか緩い印象を受けたわけで
新田氏側では、積極的に街頭演説を行い、ミニ集会のほかにも大規模集会も開始
一方、石井氏側は、
これまでのやり方を踏襲して、関係団体や主要支援企業への挨拶回りがメイン
市民側を意識した新田氏に対して、利益団体を意識した石井氏
しかし、
この状況を一変させたのが、8月のお盆ごろに行われたBBTの世論調査
ここでは、新田氏が石井氏をリードしているという報道に
わずか3週間足らずで、結果がこんなにも変わるのか!?
まぁ、世論調査のやり方でも、大きく結果は変わるのかもしれませんが、
ここまで、わずかな期間に変わるとは思えない
そんな疑問を感じたわけですが、
ここで、お尻に火がついたのは、石井候補
というよりも、自民党富山県連ですね
まさか!?
という世論調査ですから、なりふり構わない選挙運動に
自民党富山県連としては、確かに富山市森市長や県議や富山市議の一部が、新田氏の応援に回って、
いちお、保守分裂といわれましたが、
自民党富山県選出の国会議員全員に、自民党県議で4名以外の県議、富山市と滑川市以外の県内首長全員、富山市議会以外の県内市町村議員のほとんど、富山市議会議員のちょうど半分の市議
つまり、圧倒的に石井現知事への支持を表明していますから、数だけ言ったら負けるはずがない・・・
はずでした
で、選挙結果は、・・・、
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